VMware Workstationでローカル仮想マシンを自動起動する方法

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はじめに

PCを起動するたびに、手動でVMware Workstationを起動して仮想マシンを起動するのは手間がかかります。この作業を自動化することで、作業効率を向上させることができます。本記事では、Windows 11上でVMware Workstationを使用して仮想マシン(VM)を自動起動する方法を解説します。

利用環境

  • OS: Windows 11 Pro
  • 仮想化ソフトウェア: VMware® Workstation 17 Pro
  • 自動起動対象VM: Ubuntu

VM自動起動の設定方法

VMware Autostart Serviceの設定

まず、VMwareの自動起動サービスを有効にします。

  1. スタートメニューを開き、**「ファイル名を指定して実行」**をクリックします。
  2. [services.msc]と入力して、Enterキーを押します。
  3. サービスリストから [VMware Autostart Service] を右クリックし、[プロパティ] を選択します。
  4. [全般] タブ内の [起動の種類]「自動」 に設定し、[OK] をクリックします。

自動起動設定時のエラーの対処

自動起動設定の際に以下のエラーメッセージが表示されることがあります。

エラーメッセージ:

自動起動構成の更新に失敗しました。
vmAutoStart.xmlファイルが存在し、このファイルに書き込む権限があることを確認してください。

このエラーが発生した場合は、以下の手順で設定を確認してください。

  1. vmAutoStart.xml ファイルのパスを確認します:
  2. パス: %ALLUSERSPROFILE%\VMware\VMware Workstation\vmAutoStart.xml
  3. %ALLUSERSPROFILE% は通常 C:\ProgramData に対応します。このフォルダが見えない場合は、**「隠しファイル」**を表示する設定にしてください。
  4. C:\ProgramData\VMware\VMware Workstation に移動し、vmAutoStart.xml を右クリックして**「プロパティ」**を開きます。**「セキュリティ」タブで、「編集」**を選択します。**「オブジェクトの追加」**を押し、現在ログインしているユーザーを追加します。
  5. その後、「アクセス許可」で「書き込み」権限を付与し、[OK] をクリックしてウィンドウを閉じます。

VMware Workstationの設定

次に、VMware Workstation内で自動起動の設定を行います。

  1. VMware Workstationを開き、**「ファイル」メニューから「自動起動仮想マシンの構成」**を選択します。
  2. 自動起動したい仮想マシンを選択し、「自動起動」のチェックを入れて[OK] をクリックします。

動作確認

設定が完了したら、PCを再起動してください。起動後、自動的に仮想マシンが立ち上がるはずです。

注意点

VMware Workstation上で自動起動した仮想マシンは、コンソールから直接操作できないようです。この場合、SSHなどのリモート接続手段を利用して操作を行ってください。今後、より便利な方法が見つかり次第、追記します。

この手順を実行することで、仮想マシンの起動を自動化し、時間と手間を省くことができます。ビジネス環境でも活用できる実用的な設定方法ですので、ぜひお試しください。

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